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さて、前回、前々回で変数について大体説明が終わりました。
ここでは、変数を使った計算方法を説明します。
プログラミングでは、基本的に計算結果を変数に保存して、保存した変数を表示したり、再度計算をしたりします。
そして、人が行う計算とプログラミングで行う計算の方法は若干違うところがあるので、初めての人は次に説明する部分が
理解しがたいかもしれませんが、頑張って付いてきてください(笑)
私たちが計算を行うときは、 5 + 3 × 100 = 305 のように、左側に計算式があり、右側に答えがあります。
しかし、プログラムでは左側に答えを保存する変数を持ってきて、計算式は右側になります。
a = 5 + 3 * 100 (注:ここでは、変数のデータ型の宣言は省略しています)
これで、「変数a」 には「305」という計算結果が保存されます。
また、上記のように掛け算は「*」で表し、割り算は「/」で表します。
続いて、変数を使った計算を説明します。(上記と同じように、ここでは変数のデータ型の宣言は省略します。)
a = 4 * 8 + 2
b = a / 2
上記の計算結果は、
変数aは、34
変数bは、変数aの保存されている数値「34」を 2 で割り、「17」が保存されます。
上記の説明を図で表すと、以下のようになります。
さらに、プログラミング特有の計算があります。
a = b
は、変数bに保存されている内容を変数aにコピーするということです。
a = a + 1
は、変数aの内容に1を加えて、変数aに再度保存しなおすということです。
前回の「データ型の宣言」と今回の「変数の計算」をあわせたものがあるので、最後に説明します。
int a = 0
これは、変数aを整数型で宣言した後、変数aに0を保存(代入)するということです。
これを「変数の初期化」といいます。
変数のデータ型を宣言したとき、変数に何も保存しないで計算を行うことはできません。
例
int a int b int c c = a + b ※変数aとbには何も入っていないため、エラーとなる。 変数cは、計算結果を保存するので、"c ="の使い方には問題はない。
そのため、変数を宣言した後には、変数の中に何かデータを入れる必要があります。