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プログラムの基本
〜変数の使い方〜

 変数はデータの一時記憶領域ということは、前回の「プログラムの基本」で説明しました。
変数とは、もう少し分かりやすく説明すると、データを保存するための箱という表現ができます。
多くのプログラミング言語の参考書では、変数のことをという表現をしていると思います。

 また、変数を扱うためには、変数に名前(変数名)をつけなければなりません。
変数名の付け方には、最低限のルールが存在します。(扱うプログラミング言語によって若干違う場合もあります。)

  1. 小文字の英字を使う
  2. 命令と同じ単語は使えない

上記のように、変数名には数字は使えません。また大文字も基本的には使えません。
(プログラム言語の種類によっては、使えるものもある。)
また、画面に表示を行う「print」や「for」などの命令を変数名にすることはできません。
(1.と同じく、プログラミング言語の種類によって、使えるものがある。)
しかし、基本的には、命令に似た名前の変数名は付けないほうがよい。

また、変数に保存する「データ」といっても、その中身は様々なものがあります(データ型)。大きく分けると、以下の2つになります。

 多くのプログラミング言語では、「この変数は数字を扱う」「こっちの変数は文字を扱う」というように、
変数を扱う前に、どのようなデータの種類を扱うかを、変数ごとに決めなければなりません(データ型の宣言)
データ型の宣言の方法は、プログラミング言語によって若干の違いがありますが、以下のように宣言します。

 データ型の宣言は変数の前や後ろにつけます。
[int][single][string]がデータ型の宣言です。(さらに詳しいことは下の小難しい話で行っています。)


 ここから少し小難しい話をします。
小難しい話はいらないという人は、一番下の2行だけでもかまいません(笑)
では、上記で少し触れたデータ型をさらに細かく分けると、以下の表のようになります。

データ型扱える種類扱える範囲(プログラミング言語やコンピュータの性能によって変化)
int型
interger型
整数-32,768〜32,767(-215〜215-1)
-2,147,483,647〜2,147,483,647(-231〜231-1)
long型整数
(int型よりさらに大きな数が扱える。)
-2,147,483,647〜2,147,483,647(-231〜231-1)
-9,223,372,036,854,775,808〜9,223,372,036,854,775,807(-263〜263-1)
single型
float型
実数-10-37〜-1038(負)及び10-37〜1038(正)
double型実数
(single,float型より、細かい小数が扱える)
-10-307〜-10308(負)及び10-307〜10308(正)
char型文字(いわゆる)半角1文字
string型文字20億文字までの文字列

※整数:0とそれに1ずつ加えていった数字、また1ずつ引いていった数字(例:…,-3,-2,-1,0,1,2,3,…)
 実数:存在するすべての数字(例:整数、小数、分数、円周率πなど)
 コンピュータにおいて実数とは、主に小数を指す。

 ちなみに、上記の各データ型の扱える範囲は、覚える必要はありません。
基本的に、整数を使うときはint(integer)型、小数を使うときはsingle(float)型、文字列を使うときはstring型くらいで十分です(笑)

まとめ

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