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プログラミングの基本

 ここでは、プログラミングをする上で、基本的な知識を説明します。

変数

 まずは、プログラミングをする上で絶対に知っておかなければならない「変数」について説明します。
変数とは、データを一時的に記憶しておくための領域のことを指します。
いきなりこのようなことをいわれても、難しいと思うので、例えを交えながら説明を行っていきます。

 例えば、サッカーや野球などのゲームでは、現在の得点を記録しておくために、スコアボードと呼ばれるものがあります。
そして、自分のチームに点数が入ると、、現在の得点から新しい得点へと変化してき、そのつど、スコアボードの点数も変わっていきます。
このように、スコアボードとは、今現在の得点を記録しており、どちらかに点数が入ると、新しい点数へと記録内容が変化していきます。
このスコアボードが、いわゆる「変数」であり、今現在の得点(データ)を一時的に記憶する場所(領域)となります。
そして、変数の説明にもあるように、「一時的」というのは、後々データの内容が変化することを意味しています。

 上記の説明を、ゲームの開始から終了まで、プログラム風に言い換えると、以下のようになります。

  1. ゲームの開始
  2. Aチームに点数が入ると、Aチームのスコアボードの得点(変数)を変化
  3. Bチームに点数が入ると、Bチームのスコアボードの得点(変数)を変化
  4. タイムアップになるまで、2,3を繰り返す
  5. タイムアップになると、AチームとBチームのスコアボードの得点(変数)を比べる
  6. スコアボードの得点(変数)の高いチームが勝利

 ちなみに、コンピュータは「計算機」と呼ばれているように、計算を行うことが大の得意です。
プログラムで計算を行うときにも、変数は使います。
以下のプログラムは、テストの点数の平均値を求めるプログラムの例です。

  1. 国語・数学・理科・社会・英語のテストの点数をそれぞれ変数(a)〜変数(e)まで保存する
  2. 変数(a)〜変数(E)の値をすべて合計し、変数(f)に保存する
  3. 変数(f)をテストの数で割り、平均値を求める

 上記の例では、変数の中は変化していませんが、それぞれのテストの点数を一時的に記録するために変数を用いています。
コンピュータでは複数の値(データ)を用いるので、内容が変化するかしないかにかかわらず、一時的に記録するために変数を用いることもあります。

まとめ

変数とは、データを一時的に記憶しておくための領域(場所)である。

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